PTAの取り組み

天高PTAだより「天馳ける夢」第86号 
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天高PTAだより「天馳ける夢」第90号.pdf
天高PTAだより「天馳ける夢」第91号.pdf
天高PTAだより「天馳ける夢」第92号.pdf
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天高PTAだより「天馳ける夢」第93号②.pdf
天高PTAだより「天馳ける夢 第94号」m.pdf
天高PTAだより「天馳ける夢 第95号」.pdf
天高PTAだより「天馳ける夢 第96号」.pdf


よりよい教育環境のために
~本校のPTA活動の紹介~

1 はじめに

 本校は大正9年に県天童実科高等女学校として開校以来、今年で創立94周年を迎えました。

 この間時代の要請により、高等女学校、商工高校、定時制併置など変遷を重ねてきましたが、平成11年から東学区唯一の総合学科高校として新たなスタートを切ってから、今年で総合学科16年目を迎えました。近年は、進学型の総合学科高校として、国公立大を始め私大、短大、公務員など進路目標の達成が毎年向上しています。部活動でも、空手道部やなぎなた部が毎年インターハイに出場しています。近年では、平成20年に吹奏楽部が東北大会で金賞を勝ち取り、東日本大会に出場できたことは大きな喜びでした。また、平成22年にダンス愛好会ができ、翌年にはヒップホップ部門で全国大会に出場できたのも記憶に新しいところです。

 平成22年には創立90周年を記念して記念式典と祝賀会を盛大に実施し、さらに校歌と応援歌のCD製作、記念講演会の開催、通学路を花のプランターで飾る「幸せが届きますように」事業の実施、「天馳(か)ける賞」の創設などを行いました。

 平成16年8月の「天童夏まつり」から本校1年生と生徒会執行部が踊り手として参加することになり、PTAとしても総力をあげて支援することにしました。以来、本校PTAのメインイベントといってよい活動に発展しています。その他、4月の「天童桜まつり」に参加する生徒の激励、7~8月には姉妹校である韓国プルゴック高校との相互ホームステイ交流への支援、8月末の天高祭参加、10月のマラソン大会のサポート、年2回の植栽活動、高校生マナーアップ運動に連動して行われる街頭指導が主なPTA活動です。また、PTA予算からスクールカウンセラー事業の支援もしています。

 より良い教育環境にしていくためには、保護者と学校が一層連携し、主要な事業へのPTA参加率を高める必要があると考え、平成20年から主要な事業への参加率80%を目標に活動を進めることとしました。平成26年度は90%を超えることができました。

 これらの事業の主体は各クラスから選出されるPTA評議員です。評議員は5つの専門部に所属して活動を行っていますが、その活動の一端を紹介します。

2 主要事業と専門部の活動

(1)天童桜まつり

 舞鶴山公園で行われる天童市の代表的な観光行事である「人間将棋」に、2年生が駒武者として出演しています。また、当日は空手道部となぎなた部、ダンス部が演武を披露しています。PTAの体制がまだ整わない4月当初ですので、PTAの前年度役員で生徒の激励を行っています。地域行事に参加し、併せて伝統文化を体験できることは、生徒にとっても一生の思い出になるものと考えています。 

人間将棋  桜まつり空手部

満開の桜に包まれて、人間将棋
 
空手部の演武は全国レベル



(2)天童夏まつり

 天童市の夏の夜の祭典である天童夏まつりには、1年生全員が参加し、地域の人たちとともにその継承に力を入れ、その感動を分かち合っています。4クラスがそれぞれ工夫をしてオリジナル花笠踊りを披露しています。PTAは評議員あげてサポートを行っており、準備の打合せは数回に及びます。当日は給水や荷物の運搬、行進のサポート、交通安全指導と行進終了後の巡視などを行います。また、PTAとして各クラスに賞を授与し、生徒たちの頑張りを讃えています。平成21年に山車と提灯、大団扇を新調し、一層華やかな行列となりました。一方、これまでPTAで行っていた山車の準備と解体を22年から全面的に業者に委託し、負担の軽減を図りました。

天童夏まつり 天童夏まつり

おそろいのTシャツで、オリジナル花笠踊を披露。元気いっぱいに天童高校をアピール


(3)国際交流-韓国佛谷(プルゴック)高校との相互ホームステイ

 平成12年から韓国への修学旅行を実施しており、その日程の中でプルゴック高校を訪問し、交流会を行っています。それとは別に、13年から生徒同士の相互訪問事業も行っています。訪問・受入とも、3泊のホームステイとしています。16年にはプルゴック高校と姉妹校の締結を行い、国際交流の一層の推進を図ることとしました。PTAとして教育後援会と共に、予算から相互訪問事業に経費を援助し、支援を行っています。20年から、より多くの生徒に参加してもらおうと補助額を増額しました。これらの交流を通じて、生徒が国際感覚を身に付け、広い視野で心豊かな世界を創造できることを願っています。

 ①予期せぬ出来事で近年は中止

 19年は本校としては実施の準備が整っていたのですが、プルゴック高校の都合でやむをえず中止となってしまいました。

 翌20年の相互交流は、今度こそ相互交流の復活と多くの生徒が訪問を希望していたその矢先、「竹島問題」が再燃し、出発2日前にプルゴック高校から交流不可の連絡が届き、再び中止になってしまいました。出発を楽しみにしていた生徒たちはがっかりするとともに、国際関係の難しさと複雑さを身近に感じる出来事となりました。

 ただ、20年の修学旅行時の交流が予定通りできたことは救いでした。前年に約束した文通交流を行っていたことで、プルゴック高校訪問時に文通相手と出会うことができ、交流は一層進みました。

 21年はまたしても予期せぬ新型インフルエンザ問題が起き、韓国修学旅行自体は何とか実施できましたが、プルゴック高校より交流中止の申し入れがあり、またもや高校訪問中止のやむなきにいたりました。文通交流は続けていましたので、一層残念でした。

 翌年から隔年でホームステイ交流を再開することをプルゴック高校と約束し、この年の国際交流の予算は、チベット出身の声楽家バイマーヤンジンさん招聘に使うことにし、創立89周年記念講演として実施しました。

 ② 4年ぶりにホームステイ交流再開、修学旅行は国内へ

 平成22年は、3月に北朝鮮による韓国哨戒艇撃沈事件が起き、さらに韓国併合100周年にもあたり、情勢の推移を心配しましたが、幸いに20年の竹島問題の時のような情勢悪化はなく、4年ぶりのホームステイ交流を順調に実施することができました。創立90周年ということもあり、15名の定員を上回る17名を訪韓させることができました。  しかし、修学旅行はこれまでの不安定な経緯を考慮し、順調に実施できる国内旅行に変更しました。
 現在、領土問題や歴史認識等で日韓関係は相変わらず難しい状況にありますが、本校とプルゴック高校との友好関係は変わらず、平成24年と26年は順調にホームステイ交流を進めています。

  


プルゴック高校にて (平成26年7月23日)

 
韓国史跡研修 (平成26年7月26日)

(4)各専門部の活動

 ①総務部会

 各専門部会との連絡調整を行い、PTA事業を統括しています。また、校外の各種研修会には、主として総務部員が参加しています。

 クラス保護者会のとりまとめ役も総務部員です。学校のことは子ども任せにするのではなく、親同士も知り合い、懇親を深めることで、子どもにも良い影響を与える、また、担任や学年との連携を深めたいということから、クラスの懇親会をぜひ行おうと総務部の会議で申し合わせています。開催を担任や学年任せにするのではなく、総務部員が率先して行おうということになっています。

 9月上旬に評議員懇談会を開催し、研修と懇親を行っています。平成21年は出羽桜酒造による講演と酒の試飲会、22年は県教育委員の方から講演をしていただきました。23年からは「前期のPTA活動の総括と後期に向けての展望」をテーマに、村山地区PTA研修会のプレ研究発表を行う等、懇親を図ると共に研修色も強めています。

 ②広報部会

 年2回PTAだより「天馳ける夢」の発行を行い、近隣地域にも配付しています。平成18年からカラー版とし、紙面数も増やし、より一層見やすく親しまれる紙面づくりに努めています。

 前期担当と後期担当の2班に分けて、編集会議を数回持って作成していますが、ここ数年は担当の部員はほぼ皆さんが出席して、会議と編集にあたっています。

 ③生活指導部会

 交通安全街頭指導と一声運動を3回以上実施し、交通ルールとマナーの遵守を指導し、 交通安全と交通事故に対する危険回避意識の涵養に努めています。また、天童夏まつりはもとより、各地域のお祭りでも巡視を行い、事件・事故の防止に努めています。

20年度高P連県大会で本校PTAの活動を発表しました。  

PTAだより「天馳ける夢」はA4カラー版10ページ
 
平気で傘差し運転。保護者として申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 ④環境整備部会

 学校生活を潤いとゆとりのあるものにするために、校舎前の花の植栽と美化活動を行っています。特に、後期は生徒と一緒に活動を行うことで、生徒の美化に対する意識も向上しています。

 平成22年はこうした活動に加えて、創立90周年記念事業として、通学路を花のプランターで飾る「幸せが届きますように」と名付けた事業を1学年の生徒とともに行いました。  その後も「活力あふれる高校づくり」推進事業の一環として、通学路に加えて、JR天童駅や地元の公民館にもプランターを置かせていただいています。

 ⑤保健体育部会

 天高祭で「お休み処」を設け、模擬店の衛生指導も行っています。また、校地を巡視し、内外の安全点検にも努めています。

 平成18年より校内マラソン大会を前に救急法(心肺蘇生法)の講習会を開催して研修しています。マラソン大会では関門係として安全誘導と激励にあたっています。

  

環境整備部の植栽作業
 
マラソン大会に備えて心肺蘇生法の講習会


3 参加率向上の取り組み

 各専門部会の活動参加率は非常に高いのですが、総会や評議員会の参加率が十分ではなかったことから、平成20年から主要な事業の参加率80%をめざして取り組んで行くこととしました。より良い教育環境にしていくためには、保護者と学校が一層連携すること、本校教育への理解を深めること、親が教育支援に取り組む姿を子どもに見せることが大切と考えたからです。

 そこで、参加率向上の取り組みとして、次のことを実施しています。

(1)PTA総会資料の今年度の事業計画に活動や学校行事の日時・場所をあらかじめ明記して、計画的に参加してもらうように呼びかける。

(2)PTA総会の前に授業参観を実施し、総会の後にクラス面談を行う。

(3)PTA総会に参加できない場合、5月上旬、平日の午後4時からPTA説明会に出席してもらうこととする。説明会はPTA主催とし、会長・各学年委員長が出席して総会の報告を行うと同時に、出席保護者の意見や要望を吸い上げる。
(4)クラス懇談会(懇親会)を各学年の進路説明会と抱き合わせで実施する。

 その結果として、総会出席率がこれまでにない高率となり、説明会と合わせると目標の80%を越える出席率となっています。21年からは毎年90%台に達し、さらに今年(平成26年)は過去最高の出席率(96.5%)となりました。

                                                                                           

  
第1回評議員会
総会
PTA説明会
第2回評議員会
26年度
1年

96.9
98.8

2年

90.1
95.1

3年

88.7
95.6

全体
92.1
91.9
96.5
2月に開催予定
25年度
1年

87.0
97.5

2年

81.3
94.4

3年

78.8
90.4

全体
88.9
82.4
94.1
88.9
24年度
1年

81.9
95.7

2年

78.4
92.4

3年

76.9
91.4

全体
92.6
81.2
93.0
67.6
23年度
1年

81.9
95.6

2年

78.4
89.9
 
3年

76.9
93.8
 
全体
89.0
78.9
93.0
65.8

※PTA説明会の数字は総会と合計した最終出席者の%

4 成果と課題

 天童市唯一の県立高校であることから、地元のイベントに参加することで、地域との結びつきを一層強くし、生徒の社会力を育むことに寄与しています。PTA活動への保護者の意識は高く、活動をスムーズに行うことができています。その多くが生徒や学校教育の支援活動であり、子どもの様子を実際に見、また声をかけ、親の活動する姿を見せることで生徒の健全育成に役立っていると思います。

 課題としては、各活動への参加率はおおむね80%以上と目標を達成していますが、マンネリ化せずに各活動の質を常に改善する方向で進めていくこと、また懇親会を伴う会合の参加率をいかに高めるかということが挙げられます。
 主要な活動は評議員が行っていますが、一般の保護者にもPTA総会、各種研修会、クラス保護者会、進路説明会などにこれまで以上に参加してもらい、学校と家庭の相互理解を進め、生徒のより良い指導につなげたいものです。

 一方で、PTA活動の充実は時に先生方への負担となる場合があります。総会については評議員が会場設営や受付、駐車誘導など運営全般を行っていますが、他の活動においても保護者ができることは保護者が行い、生徒や先生方、学校の教育活動の支援となるように工夫をしていきたいと思います。

 
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